フィブリノゲン濃度を測定していますか?
フィブリノゲンの生理的役割
フィブリノゲンは、凝固過程の最終段階でフィブリンへと変化する基質であり、二次止血に必須の因子です。さらに、血小板凝集にも関与するため、一次止血においても重要な役割を果たします。また、感染や炎症の際には急性相反応物質として増加し、止血機構のみならず生体防御機構に深く関与しています。したがって、血漿フィブリノゲン濃度は生体防御機構を反映する重要な指標といえます。
血液凝固スクリーニング検査との関係
PTやAPTTは血液凝固異常症のスクリーニング検査として広く用いられていますが、これらは比較的鈍感な検査であり、フィブリノゲンの減少に十分に反応しない場合があります。したがって、凝固異常症をより正確に診断するためには、フィブリノゲン濃度の測定が不可欠です。