伴侶動物向け 血液凝固異常の診療支援

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2025.10.8 検査

クロスミキシング試験の内容と依頼の方法

クロスミキシング試験の内容と依頼の方法

PTやAPTT(特にAPTT)の延長がみられた場合に、これが凝固因子の欠乏によるのか、因子活性の阻害によるのか、あるいはループスアンチコアグラントなどリン脂質に対する自己抗体(抗リン脂質抗体)によるのかを判別するための検査です。被検血漿と正常(プール)血漿を10:0、9:1、8:2、5:5、2:8、0:10の比で混和し、PTあるいはAPTTを混和直後に測定して判定します(即時反応)。また、被検血漿と正常(プール)血漿を10:0、5:5、0:10の比で混和し、37℃で2時間反応後に測定して判定します(遅延反応)。APTTなどの凝固時間の延長原因を究明する上で、最初のステップで行うべき重要な検査です。

クロスミキシング試験を依頼される場合には、「検査・コンサルティング申し込み」のページからお知らせください。

クロスミキシング試験を実施した場合の費用は、PTあるいはAPTTを9回測定した費用(@1,000円×9=9,000円)になります。

クロスミキシング試験の結果

グラフの縦(Y)軸は凝固時間(この図ではAPTT)、横(X)軸は正常(プール)血漿に対する被検血漿の割合(%)を示します。青線は即時反応の結果、灰色線は遅延反応の結果です。被検血漿に正常(プール)血漿を20%添加すると延長していたAPTTが補正されたこと、即時反応と遅延反応のパターンが一致していること(いずれも下に凸)から、この症例のAPTTの延長は凝固因子の欠乏によると判断できます。

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